こんにちは。松戸市・柏市の「相続・遺言と家のなんでも相談室」です。「親のスマホの中に、どんなサブスクや口座情報が入っているか分からない」というご相談が増えているように感じます。ここでは、デジタル遺産を放置した場合のリスクと、整理の進め方を解説します。
この記事の結論
- サブスクリプション(有料サービス)は、契約者が亡くなっても自動的には解約されず、課金が続いてしまう場合があるとされています。
- 暗号資産はパスワードや秘密鍵が分からないと、相続財産と分かっていても事実上引き出せなくなる場合があるとされています。
- 管理者不在のSNSアカウントは、乗っ取りやなりすましの標的になりやすいとされています。
気づかないうちに課金され続けるサブスク
動画配信・音楽配信・クラウドストレージなどのサブスクリプションサービスは、契約者本人が亡くなっても、サービス提供会社側が死亡の事実を把握できないため、自動的には解約されないとされています。クレジットカードが有効な限り、相続人が気づかないまま課金が続いてしまうケースがあるとされています。スマホの決済アプリやカード明細を確認し、契約中のサービスを洗い出すことが必要とされています。
暗号資産は「知らないと引き出せない」財産
暗号資産(仮想通貨)は法律上、相続財産に含まれるとされていますが、取引所のパスワードや秘密鍵が分からないままだと、相続人が存在を把握していても実質的に引き出せなくなる場合があるとされています。銀行の通帳のように残高証明を取り寄せる仕組みが整っていない取引所も多く、生前にログイン情報を家族と共有しておくことが重要とされています。
放置されたSNSアカウントのリスク
管理者がいなくなったSNSアカウントやメールアドレスは、第三者に乗っ取られ、なりすましや詐欺の踏み台に悪用されるリスクがあるとされています。主要なSNSには「追悼アカウント」や「アカウント削除」を申請できる仕組みがある場合が多いですが、申請には死亡診断書などの書類が必要になることが一般的とされています。
よくある事例(参考)
Dさんのケース(参考):親のスマホのロックが解除できず、契約していたサブスクの内容が分からないまま数ヶ月が経過し、クレジットカードから引き落としが続いていたことに後から気づいたという例が、よくあるパターンとして紹介されています。
チェックリスト
- ☐ スマホ・パソコンのロック解除方法を家族と共有できているか
- ☐ 契約中のサブスクリプションサービスを把握しているか
- ☐ 暗号資産・ネット銀行・ネット証券の口座の有無を把握しているか
- ☐ 主要なSNSアカウントの一覧を整理できているか
よくある質問
Q1. 暗号資産の相続税評価はどうなりますか?
A. 暗号資産は死亡時の時価で評価され、相続税の課税対象になるとされています。具体的な評価・申告については、提携する税理士と連携して対応します。
Q2. パスワードが分からないデータはどうすればいいですか?
A. サービスによっては、死亡診断書等の提出でサポート窓口が対応してくれる場合があるとされていますが、対応は各サービスの規約によって異なるとされています。生前にご家族と情報を共有しておくことが望ましいとされています。
ワンポイントアドバイス
すべてを共有するのが難しい場合は、「どのサービスを契約しているか」の一覧だけでもエンディングノート等にまとめておくと、相続人の負担が大きく減ります。
まとめ
デジタル遺産は目に見えにくいため、放置すると気づかないうちに課金が続いたり、財産が実質的に引き出せなくなったりするリスクがあるとされています。生前からご家族と情報を共有しておくことが、もっとも有効な備えとされています。


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